SAVE JAPAN プロジェクト 2023-2024

レポート

里山の生態系を活用する「防災減災講座」~地域の特性を理解し考えよう!~

2024年03月10日(日)実施
  • その他植物
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  • 里山

レポート

生態系を活用した実践「野営から学ぶ緊急時のしのぎ方」として、災害時を想定した、水回り(トイレ、非常用浄水器)、ポータブル太陽光パネル・蓄電池など災害時にあると便利なものも体験しながら学びました。

ドラム缶風呂も皆さんでレンガを積んだり、水を運んだり、なかなかの重労働でしたが、実際に火を起こして、お湯を沸かすなど非日常体験にもなりました。

午前中の最後には
ロープワークと野営づくり。便利なロープワーク難しかったですが、参加者同士で交流しながら楽しく進めました。

午後からは
「常総水害の経験を防災に活かす」と題して、茨城NPOセンター・コモンズの代表理事の横田氏から、被災した経験から見えてきた課題、災害時の備え、コモンズでの災害支援、能登半島地震被災地の現状など、皆さんと学び合う場になりました。

災害はいつどこで起こるか分かりません。
知識や体験を増やすことの大切さ、「もしも」に備えることについて考える機会となりました。

当日のスケジュール

9:15 集合・受付開始
9:30 オープニング
9:40 ワークショップ:地形や風向きを考慮した野営(タープ・テント)、ロープワーク、火おこし&ドラム缶風呂づくり、非常用浄水器で飲用水づくり、災害時のトイレ対応
12:00~13:00 昼食
13:00~14:30 講話
14:30 クロージング
14:40 解散

実施内容

当日は、24名の参加者が集まりました!
さっそく開会式スタート。

今日は、ワークショップと講話の1日。
まずは、災害時の水周りから。
しもはじ埴輪キャンプ場の林間サイトへ。

【災害時のトイレ】
森の中に入ったところで、
「皆さんはどこでトイレをしますか?」
周りを見渡しながら、二手に分かれて場所を探します。
足元にも注意しながら、一度しゃがんで確認をしながら場所を探します。
目印の付け方、家族や複数人いる場合の方法などを教えていただきました。
【非常用の浄水器】
キャンプ場には、井戸水も設置されています。
バケツにお水を入れて、匂いを嗅ぐと独特の匂いを感じることができます。
やや色味がかった、お水。雨水も一緒に、浄水器に入れて検証!
圧をかけていくと、タンクがパンパンに。だんだん押し込む力も強くなります。
雨水、井戸水ともに色味やにおいがありましたが、浄水器をつかうと、ご覧のとおり、透明な水になりました。
(雨水は、砂なども入っていたため透明までろ過はできませんでした)
実際に飲んだ方も、においもなく、美味しいとのことでした。
【ドラム缶風呂】
ドラム缶、レンガなど準備がされていました。
レンガを積んで、空間を作り、下からを火をおこす。
大変な作業かと思いきや、あっという間にドラム缶風呂ができました。
お水を運んで入れるまでの作業は思ったより大変!水を集めることも大変、集めた水を温めるまでにも様々な工程が必要だと分かりました。
今回作った、ドラム缶風呂は、しもはじ埴輪キャンプ場のプランで予約できるそうです。
林間の中で入るお風呂、ちょっぴりドキドキしながら森の音を聞きながらくつろげそうですね。
【野営・ロープワーク体験】
ロープの結び方、簡易テントを習いました。
最初はなかなか「もと・さき」が左右の手で分からなくなってしまうこともありましたが、だんだんなれてきて、お互いに教えたり教わったりしながら、楽しく体験できました。
最後に、みんなでテント作り。教えていただいたロープワークを駆使しながら、大きなテントができました。
ロープワークは、災害状況、キャンプでも活用できますが、日常生活でも応用できます。
結び方の動画は、NPO環~WAのfacebookでも動画を公開しているので興味のある方はぜひチェックしてみてください!
ロープワーク動画1
ロープワーク動画2
ロープワーク動画3
午前中のプログラムは終了ということで、待ちに待ったランチタイム。
昨年からリニューアルでお休みされていた、納屋CaféのランチBOXです。
リニューアル後、麹がもりだくさんなメニューでした。
一番人気よだれ鶏がしっとりジューシーでソースもピリ辛。
焼売や春巻き、ぬか漬けもとっても美味しかったです。
ごちそうさまでした。

******************休憩タイム************************


午後からは、
茨城NPOセンター・コモンズ 代表理事の横田氏による講話を行いました。
2015年9月に関東・東北豪雨があり、鬼怒川の堤防が決壊。常総市内では、3分の1が浸水するなど大きな被害を受けました。コモンズの常総事務所も被災。その経験を活かし、空き家改修、外国人支援、被災した地域でのコミュニティの再建を行ってきました。
その経験を活かし、昨年起きた取手市双葉地区での支援するなど、県内外で災害支援、常総での経験を伝える活動も行っています。
これまでの活動についてお話をいただいた後、
「災害時に必要なものを10個、皆さんで考えてみましょう」
グループに分かれて、話し合いをしました。
「衣食住に関わるものは必要かな?」
「水は絶対必要!」
「このカメラは何に使うんだろう」
「防寒具もあった方が便利では?」
午前中での体験も活かしながら、みんなで意見交換を行いました。
意見交換後に、横田氏にそれぞれのグループで考えたものを解説いただきました。
それぞれのグループでも気になっていた、インスタントカメラ。実はとっても大切なアイテムでした。
現状を記録するために必要だそうです。
電気やガスが無い中での生活。災害対策の大切さ、命を守るための知識を深めることができました。
最後に参加者と一緒に集合写真!
参加者の皆さんからはこういった体験ができること、お話を聞く機会は大切。また参加したいですとお話をいただきました。

災害はいつどこで起きるかわかりません。
1年1度、改めて、災害が起きたときにどうするか、家族やお友だちや職場の皆さんとお話するのもいいかもしれません。



ご参加いただいた皆さん、ご協力いただいた関係者の皆さん、お疲れ様でした。

次回のイベントもお楽しみ!

このイベントで得られたこと

・実践の部で、森のトイレ、ドラム缶風呂、ロープワークで屋根づくり、災害時用浄水器利用、携帯用小型太陽光蓄電キット等の災害時に役立つサバイバル術や備品の使い方を伝えた。
・座学の部では、茨城県内で発生した水害に被災した講師の経験をもとに、混乱する公的支援の状況や市民自らの備えの必要性、防災グッズなど大切な情報を紹介した。

 

参加者の声

  • 災害時に役立つ情報をたくさん得ることができました。
  • ロープの結び方参考になりましたが覚えが悪かった。災害のお話は、改めて防災を見直すきっかけになりました。
  • 防災・減災ということで自然の中で役立つサバイバル能力を身につけることができ、本当にためになりました。しっているといざという時の自信につながるのでとてもいい機会になりました。
  • 災害時、生き抜く手法をまったくもっていなかったのですごくためになtった。トイレもロープ使いも講義も満足。食事も大満足。
  • 野外での生き延びる方法についてより勉強していきたいと感じた。

イベント実施結果

参加者数
24
アンケート回答数
15
参加者満足度
94%
実施してよかった点

・実践と座学を同日実施したことで身につくものが多かった。
・家屋を失い、水が使えない状況下で、あるものを活用するスキルが急場をしのぐ気力につながる。市井の人々を対象とした災害時対応講座の有用性を確認できた。

実施して苦労した点

・スムーズに実施することができた。

特に寄付が活きたと感じた点

・様々なスキルをもつ講師陣を招へいし、多くのスキルと情報を提供することが出来た。
・会場費を用意できたことで、キャンプ場と周辺の森、座学講座会場のカフェを利用することが出来た。
・サバイバル術に必要な道具類を用意することが出来た。

主催・共催
NPO環~WA

認定特定非営利活動法人 茨城NPOセンター・コモンズ
協力・後援等
損害保険ジャパン株式会社
協賛
損害保険ジャパン株式会社