SAVE JAPAN プロジェクト 2023-2024

レポート

住宅地にひっそりとあるビオトープと水路の観察会

2024年04月20日(土)実施
  • 両生類
  • 昆虫・その他
  • 藻類

レポート

急速な宅地開発が進む地域において、地域内にひっそりとあるビオトープ、水路の生き物を観察し、その生態を知るとともに、この地域環境が人々に与える影響などを学びました。また近くに暮らす生き物と共生できる開発について考えました。

当日のスケジュール

9:30~   受付

10:00~  主催者挨拶・事業説明、実施スケジュール案内

10:10~ 加治木町反土用水路~田んぼ用水路跡地の生物~・水辺の生き物のお話し

10:30~ 住宅地にひっそりとあるビオトープと住宅地を流れる小川の観察・生物調査

11:50~  プログラムのふりかえり、アンケート記入、閉会

実施内容

春日の森代表の上枝さんより、以前の地域の様子と加治木町反土用水路~田んぼ用水路跡地の生物~について話を聞きました。
田んぼ用水路跡地の生物のお話鹿児島大学水産学部福学部長の小谷先生より、水辺の生き物についてお話をうかがいました。

水辺の生き物のお話住宅地にひっそりとあるビオトープに暮らす生き物を観察しました。
ヤゴやアメンボ、名前のわからないとても小さな生物などいろいろな生き物を観察することができました。
近くの住宅から、子どもたちが飛び出してきて、観察の仲間に加わります。
ビオトープにはセリなどの植物も生えていました。
ビオトープの観察ビオトープのビオトープの観察ビオトープの観察ビオトープの観察ビオトープのある住宅街流れる水路の生き物を観察しました。
ここではメダカやヒル、カワニナなどをみることができました。
小さな子どもさんの手より、さらに小さな小さな生き物もいました。
住宅街を流れる水路の観察水路の観察水路の観察住宅地を

水路は住宅街を続いています。

住宅街に続く水路住宅街を流れる水路は住宅敷地内へと入っていきます。許可をいただき、敷地内の水路で観察を行いました。
昔、士族さん方が住んでいたといわれる地域、馬が通るため、水路は屋敷敷地内に引き込まれたという言い伝えがあります。
30年ほど前にはホタルが飛んでいた水路、ここでもメダカやヒル、ゲンゴロウの幼虫などが見られました。
住宅敷地内を通る水路の観察住宅敷地内を通る水路の観察水路は宅地開発された土地を通り、さらに進んでいます。
水路の周囲には様々な雑草が生えています。講師の先生のお話によると、雑草が生えており、生き物が隠れる場所が多いことも多くの種類の生き物が暮らすために重要とのことでした。
さらに川のほうへと進んだ水路の観察水路はさらに川のほうへと続いています
子どもたちは、先生方が生き物を集めるために行う「ガサガサ」を真似て、生き物を探しました。

住宅地を流れる水路の観察

このイベントで得られたこと

急速な宅地開発、住宅建設が進む地域において、身近なところにあるビオトープや水路などに生息する生き物を観察し、近くにいる生き物と共生できる開発のありかたについて考えた。
 住宅街を流れる水路では、定期的に住人が水路の砂に空気を入れているところとそうではないところで、生き物数や種類が違う、また水路周辺の草を刈り取りすぎないようにしているところでも同様の結果が得られたため、今後町内会の一斉清掃などでも、水路へ空気を入れることや草を刈りすぎないことを提案しようという意見がでた。
 現在、水路が流れている空き家を壊し、宅地化がすすめられている土地については、水路の有効的な残し方について行政へも働きかけを行うことになった。
 今回のイベントへ、3歳、5歳の子どもと一緒に参加をされた保護者の方は、生後2か月の乳幼児を抱いておられた。初対面の地域の方々が、元気に動き回る子どもたちの手を引き、観察がしやすいように一緒に行動しておられた。誰もが参加しやすい雰囲気、周囲の行動も大切だと感じた。

参加者の声

  • この虫がとんぼになるのにびっくりした
  • いっぱい生き物がいた
  • かねては水路をのぞくこともないので、メダカもいることに驚いた
  • 子どもたちがこんなに喜ぶ環境がこれからも残ってほしい
  • ここ2~3年で住宅が急速に増えた。地域の景色も変わっている。

イベント実施結果

参加者数
子ども4名 大人9名
アンケート回答数
子ども2名 大人6名
参加者満足度
100%
実施してよかった点
想像以上に多種の生き物が、身近な自然環境のなかで生息していることを知った。少ない人数ではあったが、同じ地域で暮らす住人が地域の自然環境の状況を知り、今後町内会活動の中でも、その保全に取り組もう、住民の行動や働きかけでは無理な点については行政へも働きかけを行おう、これからも定期的に生き物の調査を行い、地域の自然環境の状況を確認していこうという気運がうまれた。
実施して苦労した点
保護者の都合が悪いなどの理由から、子どもの参加が少なかった。また地域住民の参加も少なく、身近な自然環境への関心が低いことを感じた。
特に寄付が活きたと感じた点
観察に必要な道具の購入や講師費、当日の配布資料の準備などに資金的余裕をもって取り組むことができました。
主催・共催
【主催】春日の森を守る会
協力・後援等
【協力】
特定非営利活動法人鹿児島県NPO事業協会
特定非営利活動法人Lかごしま
認定特定非営利活動法人日本NPOセンター

【後援】
姶良市
協賛
損害保険ジャパン株式会社