生き物のいっぱい!棚田復活大作戦!第2弾 第4回活動
2024年07月21日(日)実施
レポート
酷暑の中の雑草取りを体験してもらいました。稲の生育には欠かせない作業です。子どもたちも保護者も裸足になって、田んぼに入って雑草取りに励みました。子どもたちは雑草取りが大切な作業で、自分たちの作業によって稲が喜んで育つということを感じてくれました。
生き物探しでも、カエルや生育中のおたまじゃくし、アカハライモリなど、前回の田植えの時よりも多く見つかって、生き物の生育に大切な時期であることも感じ取ってくれたと思います。さらにアカハライモリの棲む水温のことも考え、田んぼのどのあたりいるかを予想して探す子どももいました。生き物の生きられる環境を維持、守っていくことの大切さも学んだと思います。
当日のスケジュール
09:00 棚田のビューポイントに集合
09:10 棚田内の現場に移動
09:45 本日の作業の説明(田車の使い方など)
10:00 雑草取りの作業開始
10:45 休憩
11:00 作業開始
11:50 昼食
13:00 田んぼの生き物探し
14:00 振り返り問題とアンケ―の実施
14:30 足を洗う、着替えなど
15:00 解散
09:10 棚田内の現場に移動
09:45 本日の作業の説明(田車の使い方など)
10:00 雑草取りの作業開始
10:45 休憩
11:00 作業開始
11:50 昼食
13:00 田んぼの生き物探し
14:00 振り返り問題とアンケ―の実施
14:30 足を洗う、着替えなど
15:00 解散
実施内容
このイベントで得られたこと
今回は、雑草取りという地味な作業がメインであった。前回の田植えの参加者数の半分程度になったが、この作業の大切なことを説明したうえで、作業に入ってもらった。田車という雑草取りの道具を使うことに興味津々の子どもたちが多く、全ての小学生が田車を体験した。
これからの稲の成長のために雑草を取っていくことを体験してもらい、今回の活動を面白かったとほとんどの小学生が回答してくれて、雑草取りの大切さを感じてくれたことは、大きな収穫であった。
これからの稲の成長のために雑草を取っていくことを体験してもらい、今回の活動を面白かったとほとんどの小学生が回答してくれて、雑草取りの大切さを感じてくれたことは、大きな収穫であった。
参加者の声
- 田植えをした田んぼで稲が育っていて、子どもと一緒に喜びました。子どもも雑草取りに一層力が入ったみたいで、真剣に田車を押していました(30代女性)
- 田んぼの雑掌も想像以上に少なくて、棚田の人たちが地ならしをしてくれていたみたいで、ありがとうございました。暑くて汗だくになりましたが、とってもいい経験になりました。子どもは雑草取りより、アカハライモリとりに集中していましたが、親も楽しかったです(40代女性)
- 田車でも雑草が残っているところがあって、手で引き抜きましたが、中腰でしんどかったです。子どもは、稲も一緒に引き抜かないように慎重に雑草取りをしていて、嬉しかったです(30代男性)
- 田車を押して行くのは、結構力が要りました。子どもも田車の推し方のコツを覚えて、頑張って押していたのが、親から見て頼もしかったです(30代男性)
- 生き物探しは、暑くても子どもたちは時間を忘れて田んぼの中を歩いていました。子どもたちが田んぼで歩くことが、稲の生育にいいと説明してくれて、子どもたちもますますやる気を強くした感じで、カエルとアカハライモリのとった数をみんなで競い合って楽しい時間でした。ありがとうございました(30代女性)
イベント実施結果
- 参加者数
- 園児 3名
小学生 15名
中学生 1名
保護者 19名
スタッフ 6名
合計 44名 - アンケート回答数
- 園児 2名
小学生 15名
中学生 1名
合計 18名 - 参加者満足度
- 94%
- 実施してよかった点
今回は、雑草取りということで、子どもたちにとっては地道な作業となりましたが、自分たちの植えた苗がすくすくと育っている様子を見て、稲の栄養を奪う雑草を取ってくださいという説明が効いたのか、裸足でなって真剣に雑草取りをしてくれました。
力の要る田車を押すことにも関心を持ってくれて、田車を汗だくになって押してくれました。保護者から子どもたちへのアドバイスもあったりして、親子のコミュニケーションが取れている微笑ましい場面も多々あって、実施してよかったです。
- 実施して苦労した点
- 今回は雑草取りであったため、当日までの雑草の状況を見ながら、どの程度まで雑草を抜いておいて地ならしをしておくかを考えた。
あまりに雑草が多すぎると雑草取りに時間を費やすことになって生き物探しの時間が少なくなってしまうことを考え、当日の参加者人数を見ながら、事前に雑草取りをどの程度にするか苦労した。 - 特に寄付が活きたと感じた点
- 今回は、野外用の机と観察用のかごを購入して、机にかごを並べて捕獲したカエル、アカハライモリをみんなで見られるように展示にしました。集まった子どもたち同士で、生き物を見ながら、観察会が行われ、子どもたち同士でのコミュニケーションで、お互いの生き物への知識の共有ができたと感じました。
- 主催・共催
- 主催 : 認定NPO法人わかやまNPOセンター
共催 : 紀美野町自然環境ネットワーク
NPO法人わかやま環境ネットワーク
小川地域棚田振興協議会 - 協力・後援等
- 後援 : 和歌山県
和歌山県教育委員会
紀美野町
紀美野町教育委員会
協賛 : 損害保険ジャパン株式会社
協力 : 認定NPO法人日本NPOセンター - 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社