アマミノクロウサギの暮らす森と防災を考える!
レポート
当日のスケジュール
09:30 QuruGuru集合/受付
09:40 開会式
10:00 クロウサギと森のお話
11:00 くるぐる館内学習
11:40 閉会式・アンケート・写真
12:00 解散
実施内容
1 アマミノクロウサギの生態を学ぼう
アマミノクロウサギの生態、食性、ルーツを学習
小さな子供たちにもわかるように工夫した
2 アマミノクロウサギミュージアムQuruGuruの生態見学
人間の思い込みで、夜行性のハブ対策として昼行性のマングースを導入したため、アマミノクロウサギなどの在来生物を捕食し、生態系に悪影響を及ぼしたことで、マングースも害獣となってしまった
3 奄美の森、多様な環境を学ぼう
4 防災を学ぶ、考える
アマミノクロウサギをはじめとする動植物の多様性を維持すること、その生き物たちが生息する多様な自然環境の維持により、森が守られ、河川、海が守られる。
これにより防災減災につながる。
このイベントで得られたこと
・人間の思い込みで、夜行性のハブ対策として、昼行性のマングースを導入したため、アマミノクロウサギなどの在来生物を捕食し、生態系に悪影響を及ぼしたことで、マングースも害獣となったこと。
・山間部に道路が出来たことによる、在来生物の生息地が分断されていること。
・天敵のハブに襲われないように、道路の見通しの良い場所でフンをする習性があるアマミノクロウサギが、交通事故に遭っていること。
・生態系を守るためや、山の機能を維持するために、行政等の指導による適度な山の手入れが行われれば、土砂災害や集中豪雨による増水が減り、減災に役立つこと。
・私たちが日ごろ取り組むべきことは、大きな世界のことではなく、日常の小さな取り組み。ごみの分別、命について考える、使っている道具を大切に使うなど日ごろの小さな取り組みや考え方が、命をつなぎ、多様性を維持し、防災・減災にもつながることを意識してみることが大切。
参加者の声
- なかなか機会がないので、間近でクロウサギをじっくり見られたのがとてもよかった。 アマミノクロウサギの歴史なども知ることができてよかったです。
- 環境問題について、子供と一緒に学ぶ機会をいただけたことに感謝します。 子どもにすごいわかりやすい説明がよかった。
- クロウサギが鳴くことを初めて知りました。 クロウサギを通じて自然の大切さがよく分かった。 安全運転を気を付けたいと思いました‼ありがとうございました。
- 人間とアマミノクロウサギの生活が朝と夜で逆なのがびっくりだった。
- 実際にクロウサギやルリカケスを近くで見られてよかった。 しぜんのいきものをこれからもまもりたい
イベント実施結果
- 参加者数
- 参加者数(大人12人 子ども14人)
- アンケート回答数
- アンケート回答数(大人12人 子ども11人)※未就学児は未記入
- 参加者満足度
- 100%
- 実施してよかった点
・アマミノクロウサギの生態を学び、実物を観察できたこと。
・親子で郷土の天然記念物について学び共有し、会話が生まれたこと。
・家庭での防災について、みんなで同じ情報を確認し、避難や各家庭で取り組むべきことを考えるきっかけを提供できたこと。- 実施して苦労した点
・夏場で、猛暑日が続いており、熱中症になるリスクが高い点。
・ハブがいる為、生物多様性の森や災害現場の見学が出来なかった点。
・公共の施設を使用しているため、一般のお客様の迷惑にならないように配慮が必要であった。
・未就学児も含む学習であったため、未就学児にもわかるような言葉や解説プログラムとした。- 特に寄付が活きたと感じた点
・入場料をサポートすることにより、より気軽に参加する機会となったこと
・公共の施設を借りられたことで、雨天の心配も、熱中症の心配も無かったこと
・奄美で活動を行うのは3回目だが、地方の離島でこのような取り組みが出来ることで、自然が身近にある地域住民の方にもSaveJapanプロジェクトの取り組みの趣旨を知ってもらう機会が得られたこと
メディア掲載
- 主催・共催
環境教育事務所チェスト!
- 協力・後援等
アマミノクロウサギミュージアム Quru Guru
- 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社