[鳥取]とっとり・なんぶ手自然ネットワーク「サトノテ」 ブッポウソウが息づく豊かな里山の保全活動

羊毛フェルトで里山の生き物たちを描こう

■プログラム実施日:

2013年2月23日(土)10:00~12:00

 

 

■ 当日の大まかなスケジュール

南部町さいはく公民館2階研修室にて、10時より開催。始めはサトノテからの挨拶、ノームの糸車さんのご紹介、流れ、注意事項の説明をし、早速工作に取りかかりました。今回は、南部町の里山に生きる生き物たちやその風景をテーマにし、正面のテーブルに参考資料として里山関係の絵本やイラスト、写真種など並べ、モデルとなる生き物や風景を選んで頂きました。背景になる土台の色も選択肢が多く、描きたい物と対照的な羊毛を選ぶことがポイント。

 

その後、羊毛フェルトを絵の具のように使い、発泡クッションを台座にして、ニードルを使い次々と色を重ねていきました。これまでの企画で印象に残った様々な生き物たちがみるみるうちに完成し、ノームさんのご指導のもと、素敵な作品が仕上がりました。ウソ、タガメ、ナマズ、ザリガニ、カワセミ、アオバズク、エナガ、オオサンショウウオ、タマゴタケ、ヤマドリタケモドキ、レンゲと、それぞれにこの年度で出会った思い出深い南部町の生き物たちが羊毛フェルトで表現され、それぞれにこだわりポイントを発表して頂きました。

 

羊毛が育つ牧羊も、草原生環境を生む需要な要素であることをお伝えし、半自然草原の重要性や希少生物についてお話しさせて頂きました。羊毛フェルトから二次自然を感じる狙いもからめた本イベントで、ノームさんからも「知らない視点だった」と喜びの声を頂きました。自分の作品を持って記念撮影をし、終了後もみなさんお話しが盛り上がっていました。

※詳細は「サトノテ・ブログ」の当日の記事にでもご覧頂けます。

http://blog.zige.jp/tesizen/kiji/530430.html

 

 
 
【始めに説明タイム】   【背景の色を選んで早速開始】   【鳥がどんどん出来ていく】
 
   
【南部町の生き物たち完成!】   【作品を持って記念撮影】    

 

 

■プログラムを実施して
・参加人数:12名(大人6子供6名)  アンケート回答者:10名  
・参加された方の満足度(割合):満足度115%

 

 

■参加者の感想

・羊毛の色が豊富で表現したい物の色が見つけやすかった。図鑑等を用意して頂いて作りたい物がすぐ決められ、ありがたかった。(30代・女性)

・環境・生き物に関心がある人々とのつながり、子供たちと楽しい一時、ありがとうございました。(50代・女性)

・子どもの作品の完成度の高さに驚きました。(30代・男性)

・小さい子には難しいかなと思っていましたが、集中して楽しんだようです。大人も夢中でした。(30代・女性)

・細部までよく見る機会となってよかったです。(30代・女性)

 

 

■プログラムを実施して苦労した点

今回は、特に労を要した事案が殆どなく、講師のノームの糸車代表吉田尚子さんとそのスタッフさんのサポートで、実に円滑にイベントを進めることができました。制作キッドも完璧に準備して頂き、折々のアドバイスや指導も適切にして頂き、皆さんが時間内に納得のいく作品を仕上げることができました。当初、ニードルで指を刺して怪我をされることが最も懸念されましたが、事故もなく無事終了することができました。

 

 

■プログラムを実施してよかった点
本企画は前回の絵本企画同様、厳冬期の屋外企画より、天候に左右されにくい屋内企画案として実施した内容でした。これまでのイベントを振り返るきっかけ作りと、印象に残った生き物をよく観察する機会、そして半自然草原性の生き物たちについて考える足がかりとして、羊毛を切り口に二次自然を絡めました。サトノテとしては初の企画だったのですが、スタッフサイトも手応えと継続需要の可能性を感じました。

 

 

■特に、寄付が活きたなーと感じた点  

本企画では、講師の先生にノームの糸車さんに全面的にご協力を頂きました。材料費、指導費等すべてを寄付金でまかなう事ができ、本来でしたら有料の工作イベントを無料で実施可能とすることができ、参加者の方も作品を持ち帰れることに喜んでいらっしゃいました。また、今回はいつも利用している図書館が蔵書整理日ということで使用不可になり、となりのさいはく公民館に急遽会場変更をしました。その際、いままで生じなかった会場使用料が発生し、エアコン利用料も加算されるので、部屋代としての出費も大変助かりました。

 

 

#