[埼玉]綾瀬川を愛する会 綾瀬川のほとりに咲くナガボノアカワレモコウを守ろう
夏の「綾瀬川・希少生物」観察会
■ プログラム実施日
2012年7月22日(日)9:30~12:00
■ 当日のスケジュール
9:30 受付及び移動
川口市戸塚環境センター集合。 綾瀬川河畔林「綾瀬の森」に移動。
10:00 観察会
鳥班、虫班、植物班の3チームに分かれて観察会を実施。それぞれ虫博士、鳥博士、
植物博士が見つけ方や見どころを案内しました。
・鳥班は、バードウオッチング。
・虫班は、捕虫の成果発表と虫勉強。
・植物班は、草花を探し当てて特徴を調べたり、草遊び。
11:30 観察会まとめとアンケート記入
12:00 解散
12:00 交流会
・スイカの無料提供
・持参したお弁当を、参加者・スタッフ一緒に車座になっての食事会
・「綾瀬の森」が出来るまで10年かかったとの幾島会長報告
13:00 撤収
■ 当日のスナップ
SAVEJAPANの旗を前に全員で記念写真 | アンケートを書いてね(大人と子供は色が違うよ) |
みてみて!カワセミがいるよ。早くダイブしないかな。 | みてみて。こんなに捕まえたよ。すごいてしょう。 |
この葉っぱはね・・・・・・植物博士の説明に ウンウン | おいしい〜ィ 。まだまだあるよ。ゆっくり食べてね。 |
■ プログラムを実施に関して
・参 加 人 数 : 94名(綾瀬川を愛する会会員18名を含む)
※その他:主催者(4)、講師(3)の計101人
・アンケート回答数: 73枚 (綾瀬川を愛する会会員+その他(計25名)を除く)
・満足度の平均値: 89%
■ 参加者の感想
【大人】
・知らなかった植物があって教えてもらって良かった(60代:女)
・子供達の楽しそうな笑顔、笑い声、心がいやされました(30代:男)
・子供達が自然にふれて生きいきしていた。私もこの年令で勉強になった事(60代:女)
・参加者が多く楽しめた(50代:男)
・先生がわかりやすく親しみやすく教えて下さったし、虫や植物もたくさんあって楽しかったです(30代:女)
・これらから植物、虫、鳥など色々と教えて下さい(60代:女)
・今後もイベントを通して子供達に自然の大切さを伝えていただきたいと思います(40代:女)
・(この自然豊かな綾瀬の森を)保存していきたい(女)
【子供】
・かわせみが見れてうれしかった(8歳)
・色々な虫が観察できてよかったです(12歳)
・めずらしいはなをみたこと。めずらしい話もきいた(9歳)
・鳥の体のしくみや虫の体のしくみをみたい!!(8歳)
・鳥や木をかんさつしてもっとよく知りたいです(10歳)
■ プログラムを実施して苦労した点
*集合場所の選定(場所:川口市戸塚環境センター)
観察会会場を直接集合場所にするのは分かりにくく、交通手段にも問題があったので、
バス路線、駐車場もあり会場に近い川口市戸塚環境センターとした。(徒歩15分)
ただし、公共施設のため借用が難しかったが、綾瀬川を愛する会の交渉によって借用
が可能になった。
*アンケートの回収方法。
回収率を上げるために下記の方法を採用しました。
①バインダーを含め筆記用具のセッティング
②アンケート記入フォーマットの工夫
③アンケート記入のタイミング
④アンケートを提出してから「スイカ」が食べられるように動線を考えた
*広報活動を幅広く行なったが、直前までなかなか効果が現れなかったです。
①チラシの配布 ……………… 申込み12件
(1) さいたまNPOセンターの関係団体への送付(800通)
(2) 川口市内の公民館・児童館等(42通)
(3) 越谷内市の地区センター・児童館等(16通)
(4) 安行・戸塚地区の小学校(15校)
(5) 戸塚綾瀬小学校全校生徒(450枚)
(6) 戸塚南小学校エコクラブ(100枚)
(7) 環境保護団体(32通)
②読売新聞へのイベント掲載(7/14) ………………… 申込み4件
③ショッパーへのイベント掲載(6/28) ………………… 申込み1件
④NHKFMの「日刊さいたま」お出かけ情報(7/19、7/20) 申込み0件
⑤インターネット(イベントバンクなど) ……………… 申込み0件
(1) http://iko-yo.net/ 123件アクセス有 (2) Yahoo!ロコ(地域情報)
(3) 朝日新聞デジタル (4) @nifty旅行 (5) excite (6) BIGLOBE旅行
(7) ぴあこどもと遊ぼう(子ども・ファミリー向けイベントを配信)
(8) コカ・コーラ ファミリーパーク(ファミリー向けイベントを中心に配信)
(9) パナソニック おでかけ旅ガイド
(10) 富士フイルム Fotonoma(お祭り・年中行事などを中心に配信)
(11) 日本旅行 (大きなお祭り・イベントを中心に配信)
⑥埼玉県NPO情報ステーション「コバトン便」 ……… 申込み0件
⑦さいたまNPOセンターML ……… 申込み2件
⑧SAVEJAPANのWeb ・・・・・・・・申込み1件
⑨綾瀬川を愛する会が、普段から協力している地元小学校のエコクラブ ……… 申込み10件
■ プログラムを実施してよかった点
*50名定員のところ76名の参加者があり、大勢の方に自然の素晴らしさ・大切さを体験
していだだけたことです。
*参加者に喜んでもらえたことです。
①鳥班では、カワセミのダイビングが見られて鳥班全員が感動していた。
②虫班は、普段できない虫の採取を体験でき、何種類もの虫を捕まえ大いなる成果が得
られ、目が輝いていた。特に参加者が多く2/3が虫班だった。
③優秀な講師が、参加者の質問に丁寧に答えたり、知らない動植物のワンポイントを説明
してくれたので、参加者の満足度が89%と高かった。
*「愛する会」と「さいたまNPOセンター」との連携がうまくいったことです。
①事前に2回のニューボランティアセミナーを開催でき、名前と顔が一致していた。
②連絡体制もうまくいき、17名のボランティアスタッフを確保出来た。
③当日の事前準備もうまく分担でき、スムーズに観察会を進めることができた。
④「綾瀬川を愛する会」が、駐車場の確保や小学校への働きかけをするなど、地元の団体
ならではの役割を果たした。
*(株)損保ジャパンさいたま支店から支店長と社員の方(家族づれ)が1名参加されたことです。
*たくさんの動植物が確認できたことです。
①鳥班(12種類)
・カワセミ ・ハクセキレイ ・コサギ ・カルガモ ・キジバト
・ヒヨドリ ・ムクドリ ・カワラヒワ ・ツバメ ・スズメ
・ハシボソガラス ・ハシブトガラス
②虫班(18種類以上)
・ノコギリクワガタ ・クワカミキリ ・マメコガ ・オスジアゲハ ・コミスジ ・ヒメギス
・ショウリョウバッタ ・ヒシバッタ ・ツユムシ ・ウスイロササキリ ・エンマコオロギ
・マダラスズ ・オオカマキリ ・ハラビロカマキリ ・ナガコガネグモ ・ホソヒラタアブ
・ベッコウハゴロモ ・アシダカバエ 他
(両生類)
・ニホンアマガエル
③植物班(22種類)
・ナガボノアカワレモコウ(絶滅危惧種・9月に花がさく) ・ネコジャラシ ・ハツジオン
・オオイヌノフグリ ・クスノキ ・ムクノキ ・エノキ(シンボルツリー) ・シロツメグサ
・アカツメクサ ・アカメガシワ(葉の蜜に蟻がくる。害虫を追い払う)
・クズ(葉で遊べる、根はヨウチンといって葉枕と書く) ・ヨウシュヤマゴボウ(黒紫の液がでる)
・オニグルミ ・ヒメジョオン(姫女苑) ・ウシハコベ ・ボンド草(ガガイモ)
・マツヨイ草(黄色の花) ・ヤソ ・オオブタ草(5mくらい伸びる) ・ヤブガラシ
・イシミカワ ・ヒメヒョウギスイセン
■ 特に寄付が活きたと感じた点
①デザイン性の高いチラシや観察会用資料(2種類)を制作出来た。
※資料は後日も使用できる。
②送料を心配せずにいろいろな団体・関係者に送付できた。
③優秀な講師を確保することができ、観察会の内容が楽しくかつレベルの高いものになった。
④ボランティアスタッフに、交通費や弁当などを支給できた。