SAVE JAPAN プロジェクト 2016-2017

レポート

国蝶オオムラサキの棲む里山体験 ~チョウ観察と工作~

2017年09月17日(日)実施
  • 昆虫・その他
  • 里山

レポート

国蝶オオムラサキの生態、生息環境とその現状の解説をした後、小さな身体に秘められた不思議を観察、そして天寿を全うしたオオムラサキの翅を使って鱗粉転写の工作を行いました。オオムラサキや生息環境に関する理解と感心が深まりました。

当日のスケジュール

13:30~14:00  観察と解説
14:00~15:30  工作

実施内容

スライドの解説では、「そこまで詳しく知らなかった!」という声があがりました。観察では、工作に使う翅を、拡大カメラの映像を観察、さらにピンセットで翅を持って様々な角度から見ていただきました。見て、触って、不思議と魅力を感じていただきました。











メインの鱗粉転写工作!難しい所は協力して、作品を作り上げました。紙の上から指を使って翅をこする工程では、見るだけでは発見できなかった翅の特徴を感じていただけたようです♪












鱗粉転写したオオムラサキの翅を貼った用紙周りには、お子様も大人の方も、それぞれ思い思いのアレンジをしていただきました♪














できあがった作品は、オオムラサキの生態に関わる事や、生息環境や仲間のオオムラサキ、人と一緒に居る姿などがかきこまれているなどなど...思いが込められたステキなものばかり!そして「工作で使い終わった翅は、次のオオムラサキの力になるよう土に返します。」という説明に、参加者の皆さんは大きくうなずいてくださりました。










みんなで集合写真! お持ち帰りした作品を見返して、オオムラサキとその生息環境に想いをはせていただけたら幸いです。

このイベントで得られたこと

●普段は、ほとんど見る事しかしていただけないオオムラサキの成体を触る機会となり、「オオムラサキを知っていた」という参加者の方にも、オオムラサキに関する新たな発見をしていただくことができました。
●オオムラサキの生態やその生息地に関する理解と、オオムラサキに対する愛着が生まれました。

参加者の声

  • 自然から力をかりて工作ができてよかったです。(小学2年生)
  • ちょうちょはねをもつこと(幼児)
  • えをぬるのがたのしかった(幼児)
  • 子どもと工作ができて楽しかった(40代男性)
  • オオムラサキの知識を教えられ、とてもよく理解できた。環境とのつながりをわかりやすく話していただき、作業も合せて、子供共々楽しめました。(60代女性)

イベント実施結果

参加者数
33名
アンケート回答数
23名
参加者満足度
75%
実施してよかった点
●標本にすることはできない個体の翅を活かし、参加者の方にとって印象深い経験をしていただくことができたこと。
●出来上がった作品に愛着を持っている様子が多く見られ、またお伝えした情報が反映されたものが多く、情報のインプットとアウトプットの両方ができたため、理解を深めていただけたと考えられること。
●室内であったため、少し天候が不安な状態でしたが、予定の変更なく開催をできたこと。
しかし、野外を観察したいという声も聞かれましたので、開催時間を長くし、野外の観察を入れてもよいかもしれません。
実施して苦労した点
●工作に使用できるオオムラサキの翅を多くそろえること
 他のイベントに比べ、定員を多くできませんでした。
●工作に使用したのは天寿を全うした個体の翅だったため、ある程度傷ついているものも多く、不満の声がきかれないか不安だったこと
 解説を丁寧に行うことで、不満の声はきかれませんでした。
●スペースや文字数が限られている広報媒体に、オオムラサキの身体を使う工作に対して参加したいと思っていただくこと
 最終的に定員に達しましたが、参加のきっかけは情報を多く掲載できた媒体がほとんどでした。
特に寄付が活きたと感じた点
広報用のチラシ作成を専門の方に頼むことができたため、このイベントに対する印象を良くし、多くの方々に美しいチラシをきっかけに参加のお申込みをしていただくことができました。また、寄付を使わせていただくことで、室内の設備を整えることができました。これまで工作をする部屋では不可能であったスライドを使った解説をすることができ、短時間の中で大変効果的に情報をお伝えできたことが、出来上がった作品の出来栄えに反映されたと考えられます。
このたびの寄付により、本イベントは大変充実した内容で運営できました。誠にありがとうございました。