SAVE JAPAN プロジェクト 2024-2025

レポート

街中de菜の花畑『菜の花脱穀体験』

2025年06月01日(日)実施
  • その他植物
  • 昆虫・その他

レポート

NPO法人宙塾が取り組んでいる循環型社会づくり『菜の花プロジェクト』の活動を体験しました。
今回は、刈り取って天日干しにした菜の花の鞘から、種を取り出し菜種油を採取する作業です。
カラカラに乾燥させた茎を運んで、皆で踏み踏み…
非日常な体験に、子どもも大人も大盛り上がりでした!

当日のスケジュール

14時 はじまりのあいさつ、『菜の花プロジェクト』の説明
14時20分 菜種の脱穀体験
15時10分 唐箕がけ体験
15時40分 搾油体験
16時20分 ランプ点灯実験
16時30分 終了、アンケート記入

実施内容

菜の花プロジェクトについての説明

IMG_3378.JPG
菜の花の生態や菜の花プロジェクトについてのレクチャー

脱穀体験

IMG_3389.JPG
昔ながらの方法で、まずは足で踏み踏み

IMG_3397.JPG
こんなにたくさんの種が出てきたよ

IMG_3407.JPG
ふるいにかけて種をもっと取り出そう

IMG_3413.JPG
次は唐箕がけ、もみ殻を飛ばしてきれいに種を取り出します

IMG_3418.JPG
ハンドルをくるくる回して風を起こします

搾油体験

IMG_3437.JPG
搾油機に菜種を入れて絞ります、搾りかすは畑の肥料として活用

点灯実験

IMG_3459.JPG
菜種油の点灯実験、無事に火が点きました

集合写真

IMG_3465.JPG
SAVE JAPANプロジェクト大成功

このイベントで得られたこと

街中の畑でも、長年無農薬で維持管理することで、多様な生物が生息するフィールドになれます。
そしてそのフィールドは、子どもたちにとって多くの学びを得られる場になり、地域とのつながりの場にもなります。
菜の花は、つぼみや葉っぱは美味しく頂け、花が満開になると目を楽しませてくれ、種までもが油として活用され、さらには搾りかすが次の菜の花を育てる肥料にもなる、多彩な可能性を秘めている植物です。
今回、新たに参加された方に、菜の花を活用した循環型社会を知っていただくことができました。

参加者の声

  • なのはなをふむのがたのしかった。(幼稚園・保育園)
  • 小さいまめからあぶらがとれてびっくり。(小学3年生)
  • さく油機って、すごい!(小学4年生)
  • 初めて菜種から種を取り出し、油まで作ることを体験して、昔の道具のすごさを知った。(40代)
  • 五感を使って体験をし、子どもたちが学びたのしめた。(40代)

イベント実施結果

参加者数
14名
アンケート回答数
12件
参加者満足度
100%
実施してよかった点

菜種を脱穀して実際に油を搾るところまで体験する中で、鞘についてきたシャクトリムシや何かの虫の卵を観察することができ、無農薬だからこそ色々な生き物が共存できていることを目の当たりにすることができました。

実施して苦労した点

日差しが強くなることを想定して、急遽テントを建てて対応をしました。
種がカラカラに乾ききっていないと油が取りにくかったため、フライパンで煎ることで上手く油を採取できるようにしました。

特に寄付が活きたと感じた点

専門スタッフから丁寧に脱穀作業の指導をしていただいたことで、子どもから大人まで全員が協力し合いながら安全に楽しむことができました。

主催・共催

NPO法人宙塾
NPO法人市民活動サークルえん

協賛
損害保険ジャパン株式会社