[静岡]椎ノ木谷保全の会 人と共に生きる里山「椎ノ木谷」の生き物のにぎわいを楽しみ、考え、保全しよう。

湿地をつくろう~田んぼの天地がえし

■実施日:2013年3月2日(土)13:30~16:30

 

 

■プログラム内容:

まずは椎ノ木谷の自然概況を戸田先生から説明。「椎ノ木谷」は三方原台地の端に位置し、地下水が染み出てくる場所で、里地の再生・保全に取り組んでいます。
椎ノ木谷保全の会の荒木代表からは、開発計画から一転して保全地区となった経緯について話がありました。

 

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今日の講師の中村さんは御年80!
農家ではありませんが、試行錯誤しながら田んぼの復元・管理に取り組んでいます。


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現場に出て、各々鍬を持って、えっほえっほと天地起こしに挑戦。
力まかせに鍬を引っ張るのでなく、テコの原理を使って、体重をかけると楽なんです。


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前日の雨で水が溜まっているところでは、「はまったぁぁ~~」「長靴がぁぁぁー!」という叫び声が。
ぬかるんでいる場所に果敢に挑戦していたのは、損保ジャパン浜松チーム。
「無理しないでいいですよ?」「いや、これが楽しいんです!」


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作業の合間に隣の池(クワイ畑)をのぞくと…


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アカガエルの卵塊がいくつも。オタマジャクシになっているものもいました。


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お母さんカエルもいました!
天敵や競争相手の少ない早春に卵を産んで、暖かくなるまで再び冬眠します。
カエルの仲間では、最も早く見られるトップバッターです。


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この虫を知ってますか?
「手のひらを太陽に」に出てくるオケラです。
普段は土の中にいるのですが、掘り返されて出てきました。
オケラだって、生きているんです♪


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田起こしの次は、鍬を鎌に持ち替えて、隣のヨシ原へ。
枯れたヨシを地面すれすれに刈り取っていきます。


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あっと言う間に、見通しがよくなりました。


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今回、東京からも2名参加があり、中学生や20代の若い人が積極的に挑戦していたことも印象的でした。
「人海戦術」の効果に感謝です。ありがとうございました!!!

 

みなさんが耕した田んぼは、5月に田植えをして、6月にはカエルの最盛期を迎えます。

新しく芽吹いたヨシ原では、オオヨシキリやヒクイナが子育てをするはず!
ぜひまた機会をつくって、生物豊かな椎ノ木谷を見に来てくださいね~~。

 

 

■参加者:一般15名+講師スタッフ5名、計20名

■性別:男性 7名、女性 8名

■年代:10代 1名、20代 2名、30代 1名、40代 3名、50代 4名、60代 3名、70代以上 1名

■居住地:中区 9名、西区 2名、北区 1名、東京都 2名、不明 1名(会場は中区)

 

 

■アンケート回答:大人 9名、子ども 1名

■満足度  96.0%

■椎ノ木谷に来るのは:初めて 6名、来たことがある 2名、よく来ている1名

 

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■参加者の感想:

・参加者の力であっという間に耕せたり、刈れたりしたところが印象的だった。(40代女性)
・農具を使用し作業をしたこと。1年を通して見届けられる機会があるので、楽しみに思います。(20代男性)
・全てが初体験で、貴重な経験だった。浜松市の中心部にこのような素晴らしい環境があることに驚きました。また保全の会やNPOのみなさんのご尽力が素晴らしいと思いました。(40代男性)
・現地を案内してもらったこと。みんなでやることが楽しい。(50代女性)
・アカガエルが見れてよかった。(40代女性、60代男性)

 

■プログラムを実施して苦労した点:

・延期になる前の11月は参加予定者が30名を超えていたのに、2月は参加者がなかなか集まらなかったこと。

・延期で3ヶ月半先送りになり、3月上旬なのに寒い日に実施となったこと。作業していたので、寒さはそれほど感じなかったが、風が強く、コンディションが心配された。

 

 

■実施してよかった点:

・少人数だった分、道具が全員にわたり、全員で集中して作業に取り組めた。

・人手のいる大変な作業が、あっという間に完遂できた。

・若い年代の参加に、スタッフが励まされた。

・その場で「椎ノ木谷保全の会」に入会された方が2名もいた。

・今回初めて「損保ジャパン」「日本NPOセンター」「浜松NPOネットワークセンター」「椎ノ木谷保全の会」の4者のメンバーがそろい、協働事業を行う意義を現場で確認し、その成果を共有することができた。

 

 

■寄付が生きたと感じる点:

・田んぼや湿地管理に必要な用具一式が購入でき、今後の保全活動に活用ができること。

・普段は保全の会と関係者で取り組んでいる活動を、広く一般にアピールすることができた。

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