[静岡]椎ノ木谷保全の会 人と共に生きる里山「椎ノ木谷」の生き物のにぎわいを楽しみ、考え、保全しよう。
光に集まる夏の夜の虫たち
光に集まる夏の夜の虫たち
■実施日:2012年7月21日(土)19:00~21:00
■プログラム内容:
まずは室内で昆虫について説明。この日は新月から2日目で風もない夜なので、ライトトラップには絶好の日…のはずでした。
ところが、気温が低く、散策するには爽やかな温度だったのですが、水田のライトトラップには肝心の虫が全くいない…。
そこで、水田や水路の中のエビや魚を観察。
周囲のヨシ原からは、ヒクイナとクイナの鳴き声もしっかり聞こえました。
ツチガエルなど、カエルも時々鳴いてました。
2ヵ所目のライトトラップもダメで、今夜ははずれか…と思いきや、3つ目のライトトラップでたくさんの虫が出ました!カナブンの仲間がいっぱいいました。
緑がきれいな蛾や、オサムシの仲間。
森林内にしかけたパイナップル+バナナ+焼酎+お酢で作ったベイトトラップに、カブトムシのオスを発見!
がっつり喰いついています!子どもたちは大喜び!!
10cmはあろうかというトゲナナフシも2匹いて人気でした。
大人はカメラを向けて撮影大会。
「虫がぶんぶん出て大変!」というには程遠かったですが、後半はそこそこ虫を見ることができました。やっぱり大きな甲虫の存在感は絶大ですね。
夜の森林を歩き回るという、普段あまりできない体験もできました。
■性別:男性 18名、女性 10名
■年代:10歳未満 7名、10代 2名、30代 3名、40代 4名、50代 4名、60代 4名、70代 4名
■居住地:中区富塚町 9名、西区入野町 7名、その他の中区 8名、その他の西区 4名(会場は中区富塚町)
■アンケート回答:大人 15名、子ども 7名 満足度 91.9%
■椎ノ木谷に来るのは:初めて 5名、来たことがある 2名、よく来ている 7名
■参加者の感想:
・中区にこんな素晴らしい所があることに感動しました。異次元の世界でした。空気や風がすんでいて、すがすがしく虫や鳥の声が美しかった。講師の方の説明やご指導もすばらしかったです。こういう場所を、子どもたちが当たり前のものと思える日がくるようになってほしいと思います。(40代女性)
・日頃虫を見ても名前などわからず、詳しいことがわからないが、先生方がいれば即座にどういう生き物か知ることができて、非常に勉強になった。(40代男性)
・気温が低く、虫が少なかったのが残念。(50代男性)
・カブトムシが籠の中と違って輝いていた。きまわり、おさむし、ななふしなど、立派な虫を知った。(60代女性)
・実際に参加して、虫を見つけると発見、驚き、喜びとなり、次第に興奮していました。とっても楽しく、童心に返り、想像以上でした。ありがとうございました。(60代女性)
・虫を寄せる“光”に波長依存性を感じた。波長帯が狭いLEDは虫を寄せる光ではない?(70代男性)
■プログラムを実施して苦労した点:
・気温が予想より低く、涼しくて散策には気持ちよかったが、肝心の虫がかなり少なかった。
・虫が少なかった場所では、エビや魚、鳥の声を観察してしのいだ。
・小さな子どもが多かったので、説明や資料にどこまでわかってもらえたか、興味を持ってもらえたか、疑問が残った。
■実施してよかった点:
・近隣に住みながらも「椎ノ木谷」に初めて来た方も多く、身近な里山の自然や保全活動がアピールできた。
■寄付が生きたと感じる点:
・ライトトラップの装置をつくることができ、今後の調査や観察会で活用できること。
・様々な生き物図鑑を購入できたこと。