[鳥取]とっとり・なんぶ手自然ネットワーク「サトノテ」 ブッポウソウが息づく豊かな里山の保全活動

きのこと森と里山の関係を学ぶ

 

■プログラム実施日:平成24年9月29日(土)10:00~12:00 

 

 

■ 当日の大まかなスケジュール

 集合場所から、今回のフィールドとなる森の手前まで移動。田んぼのあぜ道をあるいて、いざきのこの森へ出陣。専門家の方の丁寧な解説を聞きながら、たくさんのきのこに出会う事ができました。きのこ以外でも、ヤママユガの美しい黄緑のマユや、珍しいアキノギンリョウソウなども見つけることができ、手入れをされた歩きやすい雑木林を堪能しました。その後図書館2階で同定をして頂き、記録をつけました。きのこの役割を知り、人が手入れをしている森を実体験できました。 

 

   
これから入る森の前で記念撮影   講師の矢田貝繁明先生   みんなで森の中を探険します
   
 下草が刈られた歩きやすい森    大きなきのこを見つけたよ!    並べて種類を調べました

 

 

■プログラムを実施して

・参加人数:18名(大人10名子ども8名)  アンケート回答者:14名 (大人7名子ども7名) 

・参加された方の満足度(割合):満足度90%

 

 

■参加者の感想

・森にきのことりに行った事がなかったので、楽しかったです。きのこの種類の多さに驚きました。(30代・女性)

・自然におけるきのこの役割を知る事ができた。(40代・女性)

・森の中に入って歩くことが自分たちだけではできないのでとてもいい体験でした。(30代・女性) 

・子供といっしょに楽しめてよかったです。(30代・男性)

・これからも続けてほしいです。楽しみにしています。(30代・女性)

 

 

■プログラムを実施して苦労した点

 森の散策時間が充分とれなかったのですが、それでも小さなお子様たちが、低い視線から沢山のきのこを探してくれました。食べられるきのこがあまり見つからなかったのは残念でしたが、多様な種類が確認できました。今回は、私有地の森を歩かせて頂きましたが、地主様との連絡とご許可を頂くのに、税務課で所有者を調べて頂いたりしたので、自由に採取できるフィールドを得るのはなかなか難しいことを改めて感じました。他は順調でした。

 

 

■プログラムを実施してよかった点

 人が草刈りや枝打ちをして、手入れをしている森は、きのこを始めとする様々な生き物がより多くみられることを、参加者の方に実体験して頂きました。これを土台に、今後、ブッポウソウの餌資源を育む森や薪炭林の整備作業や、森を利用するプログラムへの導入に繋がることを期待できる手応えを感じました。

 

 

■特に、寄付が活きたなーと感じた点  

 今回は、県内でも有数の解説者でいらっしゃる大山自然歴史館館長の矢田貝繁明先生をお招きし、きのこについて詳しい解説や同定をして頂く事ができました。これまでできなかった内容を実施できたのは、ご寄付のお陰です。初めての試みを実施できて、活動の幅が広がりました。

 

 

 

 

 

 

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