保全地除草Withしなだれバスターズ「シルビアシジミ保全活動」Part2
レポート
当日のスケジュール
08:30 集合・受付開始
09:00 開会、保全地での作業開始
作業をするところは「れき河原」。
川の河原に砂礫(大小の石や砂利)が堆積した場所で、河川特有の環境に生息する様々な生物の生息地です。
れき河原は固有の生物が生息する貴重な場所ですが、治水対策による洪水の減少や、砂利の採取による河床の低下、外来植物の侵入などで減少傾向にあります。
れき河原の減少は生物多様性の低下につながるため、保全が重要です。
11:30 作業終了・解散
実施内容
・鬼怒川河川敷に生息するシルビアシジミの食草ミヤコグサの保全のための、外来植物シナダレスズメガヤの駆除
・竹運びの作業
このイベントで得られたこと
・シルビアシジミやミヤコグサについて、生物多様性や環境保全など環境問題の把握やその知識
・除草する中で発見した昆虫に関しての知識
・これらの知識を利用して環境保全に関わる経験
参加者の声
- シルビアシジミはシロツメクサも食べるが、ここではやはりミヤコグサしか食べない。そのため、この活動のシルビアシジミへの影響力はとても大きいと実感した。
- シルビアシジミ観察には参加したことがあるが、その活動でシルビアシジミへの興味がわいたため、今回初めてこの活動に参加した。ミヤコグサの周りの雑草だけを刈り取り写真に撮ると達成感が得られた。また次回も参加し、植生の変化を観察したい。
イベント実施結果
- 参加者数
- 9人
- 参加者満足度
- 100%
- 実施してよかった点
開始前にはミヤコグサ以外の植物が大半だった保全地が、終了時にはミヤコグサが大半を占めるまでになり、達成感だけでなく、運営者からシルビアシジミ観察やミヤコグサを通じた生物多様性や環境保全についての説明があり、知識を得ながら活動することができたためとても満足感のある活動になった。
- 実施して苦労した点
炎天下での活動であったため、作業のペースが低下したことや参加者の体調に配慮しながら適宜休憩を挟んだり、参加者同士で会話してお互いの体調確認を行ったこと。
- 特に寄付が活きたと感じた点
・炎天下での作業であったため、テントや飲料などがあったことで熱中症にならずにこの活動を実施することができた。
・軍手やバケツ、バールなど雑草除去に使用する備品はそろっているため、環境保全に参加するハードルが大きく下がった。
- 主催・共催
うじいえ自然に親しむ会
とちぎ子ども自然体験活動ネットワーク
NPO法人オオタカ保護基金 サシバの里自然学校
認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク
- 協賛
- 損害保険ジャパン株式会社