SAVE JAPAN プロジェクト 2021-2022

レポート

≪フィールドプログラム≫EcoーDRRにふれる中津干潟のおせったい

2023年06月24日(土)実施
  • 昆虫・その他
  • 森林
  • 藻類

レポート

中津干潟の生き物や背後の松林の保全について、そして一番の目的であるEcoーDRRセットバック護岸のなりたちについて、
大分県下にのこる茶菓子の接待をする風習の”おせったい”方式を取り入れ、それぞれの保全や歴史に関するポイントをめぐり参加者に勉強してもらいました。
比較的新しい、若い世代のファミリーが多かったのですが、セットバック護岸の必要性や役割を理解していただき、好評を得ました。実施団体の水辺に遊ぶ会としても新たな活動ツールになったことも良かったと思います。

当日のスケジュール

12:00 各チェックポイントの準備
13:30 受付開始
14:00 開会
      主催者挨拶、
      運営支援団体おおいたNPOデザインセンターよりEcoーDRRの説明
      注意点説明
14:15 おせったい開始 チェックポイント1~6を巡る
      CP1 松林宝探しゲーム   うまい棒など
      CP2 蛭子堂(えびすどう)中津の生き物魚釣りゲーム えびせんべい
      CP3 松林 松のハートマークの秘密 松露饅頭
      CP4 お伊勢堂 ミニ海ごみワークショップ 飴とベビースターラーメン
      CP5 セットバック護岸 中津の生き物を守ったセットバック護岸物語
             (パペット人形劇DVD鑑賞)岩おこし ※石に見立てた
      CP6 野点 お茶と御菓子でくつろぎながらアンケート記入
16:00 閉会
      じゃんけん大会
      挨拶
      写真撮影
16:10 解散
~17:00 片付け、撤収

実施内容

イベント受付付近 これから潮が引いて干潟に


開会の様子


松林の中で宝(色を付けた松ぼっくり)探しゲーム


チェックポイント4 お伊勢堂 海ごみワーク体験


チェックポイント5 セットバック護岸でDVD鑑賞


閉会 記念写真

このイベントで得られたこと

・参加者、イベントスタッフあわせて「セットバック護岸」のなりたちとEcoーDRR(生態系減災)の関係性について理解していただけたこと

・チラシ呼びかけなどで中津干潟を知る新たな顧客層を得たこと

・実施団体の新たなイベントツールが開発できたこと

参加者の声

  • ・Eco-DRRという言葉を初めて知る事ができて良かったです。セットバック護岸の事を知り、とても感激しました!!(40代、自営業)
  • ・おせったいに関連づけて、家族でも楽しむことができた。(参加費200円というのもいい!)また、中津干潟に関してイベントを盛り上げているスタッフの方がこんなにもいることに感心しました。身近なのに何も知らない私達ですが、地道にこうやってイベントで勉強させてもらい感謝しています。(40代、会社員)
  • ・カブトガニは教科書の中だけにしかいないと思っていたけど、中津に来て約9年、こんな身近なところでカブトガニが見れることにびっくりです!!キツネ、シュモクザメも中津にいるなんて初めて知りました。(30代、主婦)
  • ・「えびす堂でお魚つり」が楽しかったです。セットバック護岸がびっくりしました。(小学3年生)
  • ・パペット人形劇。プラスチックは小さくなっても消えないなんてしりませんでした(小学4年生)

イベント実施結果

参加者数
一般参加者44名(中学生以上19名、小学生以下25名) 実施団体スタッフ 9名 ボランティア3名
アンケート回答数
中学生以上 16名 小学生以下 20名
参加者満足度
75%
実施してよかった点
・おせったいが保護者に好評だった
 また子どもたちにおせったい体験と環境のことをセットで学んでいただけたこと
実施して苦労した点
・セットバック護岸での電源確保(バッテリー設備準備)
 そしてセットバック護岸のいきさつを人形劇で説明するシナリオと動画作成
特に寄付が活きたと感じた点
・バッテリーの購入
・中津干潟歴史にちなんだお菓子の手配
・各チェックポイントの小道具の製作
主催・共催
【主催】 特定非営利活動法人水辺に遊ぶ会

【共催】 特定非営利活動法人おおいたNPOデザインセンター
協力・後援等
【協力】 認定特定非営利活動法人日本NPOセンター
協賛
損害保険ジャパン株式会社