SAVE JAPAN プロジェクト 2024-2025

レポート

徳富南湿原見学会 フィールドプログラム 開催レポート

2025年06月15日(日)実施
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レポート

6月15日(日曜日)、新十津川町西部の山奥にある徳富南湿原の見学会を開催しました。猛暑に見舞われた都市部とは打って変わった涼しい天候のもと、美しい自然を満喫できました。

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駐車地点から湿原までの林道の脇にミゾホオズキが咲いていました。

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この湿原は、ヌマガヤ、ナガボノワレモコウ、ミズゴケが優勢な中間湿原で、所々に背の低いチシマザサのブッシュがあり、トドマツが育っています。

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ハクサンチドリが花盛りでした。

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ワタスゲの果実が綿毛を伸ばしていました。

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イワイチョウの花。

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ほんのり桜色のハクサンチドリ。

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帰り道の林道で見つけたノビネチドリ。

この湿原は国土地理院の地形図に載っておらず、

暑寒別天売焼尻国定公園の範囲にも入っておらず、

保護の対象となっていません。

今後どのように保全していくか、

議論の機会を持ちたいものです。

当日のスケジュール

2025年6月15日(日)6:00~16:00(予定)

6:00集合

実施内容

新十津川町西部の山間部で2019年に確認された徳富南湿原は、まだ国土地理院の地図に載っていない”幻の湿原”です。

この湿原の実態を知り、保全への展望を開くべく、探索会を行います。

このイベントで得られたこと

徳富南湿原の美しい自然、花を確認できたこと

参加者の声

  • 徳富湿原の植物(エゾホウズキ・タニウツギ・ホロムイイチゴ・ワタスゲ・ミツバオウレン・プランケット湿原・ハイツムゲ・ツルコケモモ・ハチクサンチドリ・ホロムイスゲ・イワイチゲ・ヤマドリゼンマイ・ツルリンドウ・ツクバネソウ・カゲノカズラ・・・)を観察し、色々と知ることができました。 ありがとうございました。
  • 特に植生に関する知識、理解が深まり自然環境を読み解く幅が広がった

イベント実施結果

参加者数
アンケート回答数
参加者満足度
100%
実施してよかった点

参加者が少なかったが、湿原に対してまたは自然に対してより深くを知ってもらえたこと

特に寄付が活きたと感じた点

まだあまり人に知られていない湿原について広く色々な人へ伝えていく必要があると感じているため、この活動を継続できること

主催・共催

主催:新篠津ツルコケモモを守る会

共催:石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワーク(しめっちネット)

   特定非営利活動法人北海道NPOサポートセンター

協力・後援等

協力:特定非営利活動法人日本NPOセンター

協賛
損害保険ジャパン株式会社